字が下手だと感じているあなたへ──書道を教える現場から伝えたいこと
「字が下手だから、人前で書きたくない」
そう思ったことはありませんか?
冠婚葬祭での記帳、会社での書類、学校でのお便り。
いざという場面でペンを持つと、手が震えてしまう…。
わかります。
40年以上書に向き合ってきた私も、かつては同じ悩みを抱えていました。
今日はその壁をどう乗り越えられるのか、お伝えします。
目次
字が下手=恥ずかしい、と思ってしまう心理
「下手だから見られたくない」
──これは多くの人が持つ自然な感情です。
実は字の上手・下手よりも、
「見られるのが恥ずかしい」という気持ちの方が強く影響しているのです。
うまく書けない人に共通する3つの思い込み
- 美文字=お手本通りに書くこと
- 線が曲がっている=下手
- 他人と比べて劣っている
加えて…
- 「自分は上手くない」という思い込み
- 昔、親や先生に言われたことの刷り込み
こうした思い込みが、自分の字を否定する原因になっています。
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字を人前で書くのが怖くなくなる「小さな練習法」
最初から堂々と人前で書ける人はいません。
おすすめは “1日1文字練習”。
今日書いた字を小さなメモに残して、
自分だけの成長記録をつけてみてください。
👉 なぞり書き用の美文字練習帳などを使うと、
短時間でも自然に形が整いやすくなります。
人前で書くとき、私が意識しているのはこの3つだけ:
- 字の中心をまっすぐに意識する(入れ方、見せ方をキレイにする)
- 字と字の間をあまり広げない
- ひらがなは漢字よりも若干小さめに書き、字粒の大小をほんの少しつける
- 1字1字よりも全体の「入れ方」に注意する
これらを守るだけで、「堂々とした字」に見えるのです。
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「自分らしい字」を育てることが一番の近道
完璧な美文字よりも、あなたの字の“味わいを大切にしてください。
手書きは“人柄がにじむ芸術”
少しずつ整えていけば、
「人前で書く」事から慣れていき、負の感情が薄くなります
まとめ&行動のヒント
「字が下手だから人前で書けない」
そう思うのは、あなたが字に真剣だからこそ。
小さな練習で自信は育ちます。
まずは一文字から始めてみましょう。
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🖊 今すぐできる行動
👉 身近なペンで「ありがとう」と書いてみてください。
きっと、あなたの字はもう誰かの心に届いています。
もし「少しでも整った字を書きたい」と思ったら、
美文字練習帳や筆ペンを一つ手元に置いてみるのも、良いきっかけになりますよ。
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おすすめ筆ペン
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